まるで本当に遊べるような・・・<作品紹介 ③>
今日は、昼と夜の長さが同じ春分の日。七十二候では、今日から4日ほどの期間を「雀始巣(すずめはじめてすくう)」と呼び、雀が巣をつくり始める時期のことを示しているのだそうです。雀をはじめいろいろな鳥が庭園を飛び交うようになりましたが、花粉の飛散量も増え、目がかゆかったり、くしゃみがとまらなかったりする日も増えてきました・・・
そんな花粉に負けず、今回のブログでも作品紹介をしたいと思います!今回ご紹介するのは、「歌留多形弁当」(お辨當箱博物館蔵)です。
こちらは名前の通り、歌留多の形をしたお弁当箱。歌留多の箱を開けるときのように黒塗の蓋をあけると、そのまま歌留多遊びができそうな三段重のお弁当箱があらわれます。
蓋表にみられるのは、二条院讃岐の上の句と清少納言の下の句。まるで筆で描いたかのような女性の姿は、二条院讃岐です。着物の細かい柄まで丁寧に施されています。
またこのお弁当箱を側面から見ると、本当に歌留多の札が積み重なっているようです。展示室では、ぜひ横からものぞき込んでみてください。その再現性に、きっと驚かれると思います!
さて、本日(月曜日・祝日)通常開館いたしましたので、明日21日(火)は庭園・美術館ともに閉館いたします。22日(水)よりまた通常通り開館いたしますので、お間違えのないようにご来館ください!25日(土)には2回目のギャラリートークをおこないます。ぜひお気軽にご参加ください。お待ちしております!
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