かわいいのは？？＜作品紹介　⑩＞

お花見シーズンとは思えないほど空気の冷たい1日となりました。とはいえ午後からは青空が広がり、松花堂庭園から背割堤や石清水八幡宮へと向かわれるお客様もいらっしゃったようです。素敵なお花見をされたでしょうか？？

美術館では、明日からはじまる写真展「パンダのいる風景in松花堂～パンダの昔むかしのおとぎ話～」の準備が大詰めです。1階のあちこちにパンダが登場していて、とても可愛い雰囲気に！どうぞお楽しみに！

さて今回の作品紹介は、そんな可愛いパンダにあわせて、可愛い生き物を紹介したいと思います。

これは「獅子牡丹蒔絵提重」（お辨當箱博物館蔵）に施された獅子です。お弁当箱のいろいろなところに、猫がいたり、蝶がいたりと見ていて思わず笑顔になるような装飾がみられます。

そんなお弁当箱の持ち手の周囲には、3匹の獅子がいます。正面を向いていたり、横を向いていたりするなかで、この獅子はまるで甘えているかのような姿をしています。まるでなにかとじゃれあっているような姿は、通常勇壮な姿で描かれることの多い獅子とはまた違った表情をしていて、たくさんの方が「かわいい！」と思われるのではないでしょうか？？

こちらの獅子は5月7日（日）までご覧いただけますが、美術館1階のパンダは4月16日（日）までです。ミュージアムショップではオリジナルグッズも販売していますので、お花見と一緒に可愛い獅子やパンダにも会いに来てください！