会えるのはもう少し先ですが・・・<作品紹介 ⑪>
4月になっても空気が冷たい…と数日前に言葉にしていたのがうそのように、今日は汗ばむような日差しの1日となりました。庭園や美術館に来られる方の格好も、だいぶ軽装になってこられたようです。
松花堂庭園・美術館のSNSやブログでもお伝えしていますが、ソメイヨシノにかわって枝垂れ桜が見頃となっています!椿もまだ花を咲かせていますし、ふと目をそばにやるとタケノコがにょきにょきと顔を出しています。鳥たちも元気に飛び回り、庭園内もにぎやかです!
庭園がにぎやかになる…といえば、夏の蝉の声が挙げられます。今日の作品紹介ブログは、そんな蝉にちなんだ作品をご紹介します。
写真で見ると大きく見えますが、ほんの数センチ程度の蝉がついているのは「印籠弁当」(お辨當箱博物館蔵)です。
名前のごとく、江戸時代に流行した武士の装身具である印籠に模したお弁当箱です。そのお弁当箱に、この蝉が付けられています。
象牙でつくられたこの根付の蝉は、小さいながらもまさに蝉!お弁当箱にも根付にも「見立て」の文化を垣間見ることができますね。
こちらはのぞきケースに展示されていますので、じっくりのぞき込んでご覧ください!そして夏に蝉の声が聞こえてきたら、このお弁当箱のことを思い出してくださいね。
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