何を見ているのでしょうか<作品紹介 ⑭>
4月も半ばを過ぎ、まだまだ先だと思っていた大型連休も間近に迫ってきました。どこに出かけようか、何をしようかと計画中の方も多いのではないでしょうか??
「お弁当箱-目であじわう器-」は、大型連休最終日である5月7日(日)が最終日です。4月29日(土)・5月6日(土)にはギャラリートークも開催いたしますので、ぜひ松花堂へもお越し下さい!
さて今回のブログでご紹介するのは、松にとまっている姿が印象的な「松に鷹蒔絵重箱」(個人蔵)です。
数種類の金を用いた蒔絵で施された鷹の姿は、羽の細部にまで装飾がみられます。そしてその目線の先には何があるのか、止まった枝からぐっと一点を見つめています。このお弁当箱に向き合う私たちも、思わず一緒に首を傾けてしまいそうです。
この鷹は、5段の重箱のうち2段目・3段目に大きく施されています。ついその雰囲気に目が引き寄せられますが、5段通して描かれる松もとても丁寧な装飾で、じっくりと見ていられます。
重箱の中は朱漆で、外側も内側も華やかです。ぜひこの勇壮な鷹に会いに来てください!
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