裏にはなにがいるでしょう??<作品紹介 ⑮>

4月も最後の一週間となりました。桜はすっかり葉桜になり、庭園ではツツジやフジが色鮮やかに咲いています。

日によってはまだ肌寒く感じることもありますが、だいぶ日差しも暖かくなり、庭園散策も心地よい空気のなかで楽しめるようになってきました。少し前に比べると、ご来園された方の庭園滞在時間がゆっくりになってきたようです。花も緑も美しい、新緑の庭園もおすすめです!


庭園を歩いていると、木々のまわりを鳥がにぎやかに飛び回っています。楽しそうな鳴き声がどこから聞こえてくるのだろうと、思わず足を止めてしまうこともしばしばです。

さて、なぜ鳥の話題かというと…前回のブログでも鷹の装飾が施されている作品をご紹介しましたが、今回も鳥つながりの作品を取り上げたいと思います。

今回ご紹介するのは、「鶴蒔絵三宝形重箱」(お辨當箱博物館蔵)です。

鮮やかな朱漆に、金蒔絵で鶴が表されています。羽や体の装飾も細やかで、明るく華やかな雰囲気なっています。

この鶴が施されているのは蓋表で、蓋裏にはまた違った装飾がみられます。供え物をのせる三宝の形をしたこの重箱が出されたら、きっと誰もが驚きと感嘆の声をあげるのではないでしょうか。

展示室では、蓋裏の装飾をご覧頂けます。この鶴たちの裏には、なにが施されているのでしょうか??ぜひ、確かめてみてくださいね。


今週の土曜日、29日にはギャラリートークが開催されます。いよいよ会期も残り少なくなってきましたが、後期展示最初のギャラリートークとなっておりますので、どうぞご参加ください!皆さまのご来館、お待ちしております!!

お弁当箱 -目であじわう器-

八幡市立松花堂庭園・美術館で開催する 平成29年春季展「お弁当箱-目であじわう器-」の情報を 発信します

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