まるでオブジェのような… <作品紹介 ⑱>
5月に入り、気候もだいぶ穏やかになってきました。ぽかぽかした日差しのもと、庭園の中を散策するととても気持ちが良い季節です!
駐車場沿いに咲いていた八重桜もほとんど葉桜となり、庭園内もいよいよ緑が濃くなってきています。そんななか、ナンジャモンジャ(別名 ヒトツバタゴ)の花が咲きました。
内園や椿園をご覧になったあと、庭園の入口へ向かう途中にございますので、ぜひ見上げて探してみてくださいね。不思議な名前とはずいぶん印象の異なる可憐な雰囲気を醸し出しています。
さて、早いもので開催中の展覧会「お弁当箱-目であじわう器-」の会期も、あと1週間をきりました。このブログでの作品紹介も、18回目となります!
今回ご紹介するお弁当箱は、まるでオブジェのような「舟形菓子器」(お辨當箱博物館)です。
どこから見ても舟の置物のようですが、実は3つの区画に分かれた菓子器です。
前方の三角部分、真ん中の魚籠の部分、そして桜の金具がついた後ろの部分がそれぞれ蓋になっています。前方の櫂は取り箸です。このまま置いてあったら、本当にオブジェのようで、この中に菓子が入っているとは思わないのではないでしょうか??
舟遊びや釣りが好きな人には、たまらない見立てですね!お菓子を食べ終えてからも楽しめそうな菓子器です。こんな遊び心も素敵ですね。
今週6日(土)には、最後のギャラリートークを開催いたします。明日からはいよいよ連休。7日(日)まで通常通り開館しておりますので、ぜひお立ち寄りください!お待ちしております。
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